二ツ井小学校の設計理念を先生方に講演
平成23年1月に二ツ井小学校の川尻校長先生から「二ツ井小学校の設計理念について先生方に講演してください」との依頼があった。
というのも、ほとんどの先生方は、「なぜ、このようなデザインなのか?なぜ、この造り方なのか?なぜ、秋田杉なのか?などなど——-、プロポーザル設計競技の提案内容などは解っていないので、講演してもらいたい」との理由だった。
予定より時間オーバーしての講演会だった。2時間。参加者は、二ツ井小学校の先生、興味があった大仙市の工務店、秋田県の建築課長など、約25名。
講演内容は、アトリエあすかの基本理念である「結いっこ運動」つまり、二ツ井町のまちなみ再生、匠の技である伝統文化の継承、地域産業の活性化である。
公共建築物は、その地域の中で造る役割がある。その役割をきちっと果たさなければならない。まちなみ風景を整えよう、技の温故知新、近くの木を使う意味。などなど。
川尻校長先生は、「使う先生方が、理解していないと意味が無い」とのこと。理解ある校長先生で頭が下がった。今度は、児童にも、とも依頼があった——-。
二ツ井小学校は、今年、プール建設が着工となる。完全に完成するのは、来年の3月の予定のようだ。