財団法人 東北電気保安協会社屋 完成
平成23年3月に完成。
東日本大地震後、約2週間の工期。その地震後の期間に納入品の若干の残工事となったが、無事に竣工した。
竣工式は、5月の予定である。
アトリエあすかの基本理念である「結いっこ運動」で設計している。
地元の工務店の作業増のため間仕切り工事や天井工事は、全て木工事(一般的には軽量鉄骨工事)に変更。秋田杉を使用。曲がり木も活用。
内部の木製建具も手作り秋田杉建具。とくに今回は、受付カウンターに「現代の名工」を受賞した武田久雄氏の「組子」を取り入れたガラス戸を取り入れた。
地元にお金を落とすこと、地元企業に目を向けること、地元資源を使うこと。
それが地産池消、地場産業活性化、である。
東北電気保安協会も能代市内の活性化が、おのずと自社への発展ともなる。
竣工してから、
「設計理念も理解でき、これは、共存共栄の社会資本の原点である。また、東北各県に56事業所があるが、このような設計監理・工事監理業務に徹した設計事務所は、無かったと思う。」との、お褒めの言葉があった。
お世辞でもうれしいかぎりである。