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施工事例

「潟上の住まい」築後6カ月の住まい経年変化の点検。

 昨年の10月にご家族3人の住まいが完成しました。設計期間の一年半後に着工し、工事期間は
五カ月で完成しました。土台は、青森ヒバ材、他の構造材や小割り材、屋根板やそして内装板材の
全てを地場材の秋田杉を使っています。伝統木組み構法で壁は、落とし板工法(板倉工法)で
設計してます。

築後6ヶ月後の住まい手との経年点検による結果事項として、
 ・内部の一部木製建具(全てが手造り建具)の3本引き違い戸が、開閉の時にお互いが擦れ合う。
 ・車知栓や鼻栓、木ダボやそして楔などに、若干の緩みがでた。
 ・構造材である、大黒柱(9寸角)と副大黒柱(8寸角)や梁材や棟木材(1尺2寸8角形)に、
  割れが入ってきた。

などの指摘がありました。

結果として、
 ・については、完成してからまだ半年なので、まだ、工事中の湿気が住まい内部に充満し完全に
  抜けきっていない現象を説明し、半年後の経年点検に再確認することで承諾。
 ・この「緩み」も、湿気による木材の乾燥収縮による現象を説明(決して欠点ではなく、
  「木」の特性である利点であることを説明)し、その後に、緩んだ栓などを、金ヅチで打込こんで
  全て承諾。(真壁工法でスケルトンインフィルなので、全ての仕口や継手を点検でき、維持管理が
  できます。木組み構法の最大の利点です。)
 ・この「割れ」も、木材の乾燥収縮による現象なので、「安全な割れ」と「危険な割れ」について
  説明し承諾。

 以上でした。
 
 木材の乾燥については、全ての製品を含水率計で測定して合格はしていますが、特に太い木材の芯部の
乾燥は表面測定値と同等ではありません。また、工事中に発する湿気(漆喰塗壁や基礎など)や天候による
湿気(湿度が高い季節)などの工事期間による施工環境で、「乾燥した木材」がそれを吸湿した分、
少しづづ完成後一年ぐらいの期間をかけて木材が自ら放出していきます。「割れ」や「収縮」、そして
「建具の擦れ」は、その湿気を放出するに伴う現象です。
 したがって、「割れ」や「収縮」、そして「建具の擦れ」は、欠点ではありません。利点です。

湿度調整を自らできる特性を住まい手に十分に説明して承諾してもらいました。

また、半年後に経年変化による点検をします。

住まい手から言われた事では、
 1.住みやすくて安心できる。
 2.あたたかくて素足でいられる。
 3.住まいが「木」の香りで安らぎがあり、来客に「良いね」と言われる。うれしい。

以上でした。

 

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