木材ランダム記事より 北羽新報
以前から、ブログで人口減少や高齢化社会についての
住宅着工率減少や、聞きなれた言葉だが地産地消について書き続けてきた。
世界に誇る日本の建築様式の衰退は、急速に浸透している。
あと5年後には、この地域は皆無になるだろう。
ましてや、着工数が少なくなれば、地元の若い大工に日本が誇る技の
継承などは出来るのだろうか。不可能に近い。
また、無垢材の使用頻度も少なくなれば、
地元製材所も製材職人も継承できなくなる。
つまり、原木丸太の挽き割り職人が、いなくなるのである。
漆塗や和紙造りなど、様々な日本の「伝統技術」はあるが
伝承については同様な問題が起きている。
「時代の流れだからしょうがない」。
では、済まされないのではないのか。
何故かと言うと、そのような「木造建築物」が
まだまだ現存しており、長持ちさせるためには
維持管理やリフォームが、必要だからである。