二ツ井「うわのの住まい」
ご家族との最終打合せで改装工事から新築工事にかわり、平成24年7月に竣工しました。
湿気がある土地なので床下に「天然ゼオライト」を敷き詰めています。
松本さんご夫妻は、地域が活性化するには、秋田杉やゼオライト、そして地元の職人を使うことが大事、と言っておられます。アトリエ あすかと同じ想いでしたのでたいへんに力が入りました。
お客様の感想
母と弟が住んでいる家に、私達夫婦が同居することになりました。リフォームして住もうと思い、以前より親交のあった田中さんに相談することにしました。築30年ということもあり直したい(直さなければ)と思う個所が色々出てきました。そこで思い切って、建て替えをしようという選択をしました。
以前とは建築基準が変更され土地の基礎部分にも手を入れることになりましたが、家を建てる為には大きな安心に繋がりました。又、ゼオライトのお話を伺い、とても良いものだと知りました。湿気を吸い取り臭いも吸収するそうです。細かくした白いきれいなゼオライトを、床下全面に5センチ程の厚さに敷き詰めました。天然の石ですから家の耐久性にも優れていると思います。
秋田は季節の約半分は暖房が必要という土地柄、暖かく過ごせる家が第一希望でした。
「木は生きている」と言われます。長所、短所を考慮しましたが、やはり“秋田杉の魅力”が勝っていました。実際住んでみて、木の温もり・柔らかさが実感出来、冬の寒い時に素足で歩いても冷たさを感じません。断熱材で家を丸ごと包み込んでいるので、隙間風もなく暖房も部屋中行き渡ります。考えて下さった間取りは、使いやすく・住みやすく、主婦にとっては動線が短いので、家事もとても楽にスムーズに進みます。居間続きの和室は解放感があり、杉材で仕上げた建具はとても [お気に入り] です。木の香りがして熟睡出来ると夫のつぶやきです。
田中さんには設計時からいろいろ条件を言いました。費用はもちろん建坪など、頭の痛い事もあったでしょうが。こうしたいなあと田中さんに話すと、適切なアドバイスがあり、さすがだなあと感心させられました。疑問に思った時はすぐ連絡をとり、そのつど解決してくれました。
家づくりは、設計士さん・大工さん・色々な地元の職人の方々により、一つ一つの工程を経て、そのプロセスをみせていただくと・・・この時から住まいに愛着を持ち始めるんですね。今まで住まいは何度も変わりましたが、満足できる家に出会えたと喜んでいます!
母には木の家を充分堪能して長生きしてもらいたいと願っています。
家づくりに携わった方々には感謝の気持ちを申し上げます。これからも住まいを大切に守っていきたいと痛感しています。
松本 みゆき