F・L・ライト アメリカイースト ヘイガン邸 視察 13-1 5日目
落水荘から、30分ぐらいの山の中腹にあった。
同時期の建築だが、まったくデザインが違って見える。
ヘイガン夫人が、ライトにいろいろ注文をつけたので、
ある意味、ライトらしくないライトの建物である。
今回、同行した参加者の一人ごととして、
「おれは、この建物が、落水荘よりは良いな。」との、
意見があった。
そう言えば、そのように感ずるし、現代風の
動線やライフスタイルが想像できる。
平面的には、「く」の字型プランで、正面右側が居間と
来客スペースである。中央が、台所と食堂であり、
左側が、寝室であった。
とにかく、天井が低く、現代型の天井が高い空間はなかった。
吉村順三氏や白井成一氏の設計も天井が低かった。