フェニックス ガマージュ記念講堂 F.L.ライト 5日目 4 1959
講堂が休館であったので、コンサートホール内部まで視察ができた。
コンサートホールの内部写真は、光量も足らずピンボケになっているが、内部の様子がわかるのでお許しを願いたい。
ホール後ろの客席と壁との間は吹抜けとなっていた。約72mの客席幅分を全て最上客席の3層分の天井まで吹抜けであった。
その吹抜け大空間は、ホール全体の音響効果に配慮しているが、この構造計画には驚くものがある。F.L.ライトは、息子(?)に最初に構造設計者に就くようにように薦めた、との説明もあったぐらいだから、落水荘の大きく跳ね出たキャンティレバーやこの吹抜け大空間などからも解るように、建築には、いかに構造計画に重点を置いて、設計に取り掛かっているかが理解できる。
最初は、外部写真一枚を「FRANK LLOYD WRIGHT IN ARIZONA」からの出典写真である。