実大実験住宅から体験した大地震と建物 8
先週からの続きであるが、
「金物で補強した場合は、ボルトナットなどに緩みがでてくる。」
に対処するには、
最も良いのが、築後に建物内部を点検出来るように天井を張らないか、
または、天井裏にもぐっていけるように計画するか、である。
だが、なかなか困難ではある。
実際、自分も金物補強する場合の建物は、屋根勾配を大きくして、
天井裏にもぐれるようなスペースをとる計画をして、維持点検できるように
配慮している。
または、スケルトン・インフィル計画にした手法で設計をしている。
ボルトナットでもいいのがあって、座金タイプで、ナットを構造材に
ビス止めをする。 そして、地震が来た、すると、柱や梁が左右上下にゆらゆら揺れる。
当然、固着している金物もガタガタ揺れる、すると、ボルトとナットが自動的に締め付けて
緩まないようなナットがある。 よくできている。
一度、お試しください。