リノベーション 「八森の家」 竣工 1
今年の2月に、母親との同居のために
1部屋の増築工事の設計依頼を受けた。
この住まい手は、12年前に「伝統構法でぜひに造ってもらいたい」と、
建て主の強い思いで、設計させてもらった住まいである。
まず、当初からの基本的な考え方である。
・地元の職人による地元の木で造る。
・建築の伝統文化である「匠の技」を継承する。
・ただ継承するだけではなく、新耐震に改良した
技である「改良型木組み伝統構法」で造る。
・自然素材で、外装材から内装材を可能な限り
使う。
・田の字型プランで通し柱(135*135)8本で造る
・大黒柱 240角を使う。
・県立大学木材高度加工研究所で耐震実験を試みる。
・発注方式は、透明性のある直営方式とする。
・住まい手も、住まい造りに参画する。
以上であった。
(住まい手も、環境問題やら住まい造りには高い知識があった。)
今回も、基本的な住まい造りの考え方をベースにして
基本設計から、業者発注、そして工事監理から竣工まで
スムーズにすすむことができた。
工事中の写真は、以前に随時、載せてあったので
それを見てもらいたい。