「木」のはなし 北羽新報 記事
秋田県立木材高度加工研究所 所長 林 知行 先生の記事である。
この内容からすると、建築基準法の木造限界である、
「最高高さ13m、最高軒高9m」というのは、
「当時の経済の摩擦を軽減するための、非関税障壁以外の何物でもない」と、
言いきっている。
ようは、貿易摩擦が元で、安い「外材」が輸入された、との
ことである。
木造建築限界範囲は、木材強度ではなく、世界経済の影響で
法律までもが、変わる、ということである。
また、先日、テレビ報道であったが、「都内では、宿泊数が絶対に足らないので
宿泊施設については、容積率を増やして、対応する案が確定した」との
ことである。
詳しいことについては、まだ明記が無く解らないが、他の条文についても
変更しなければならないのではないか?と思っている。
以前にもブログで書いたが、このようなことを目にすると、
「TPP」が導入となれば、国産材は、もっと打撃を
受けることになるのではないか、と心配している。
第一次産業である日本の資源、また、それに伴う林業の技術の
継承・文化などを大事にしたい。