ル・コルビジェを巡る旅 建築ツアー 17 マルセーユのユニテ(複合施設) 1
前日夕方には、マルセイユに入り、宿に着いていた。
今朝は、期待の「マルセイユのユニテ・ダビタシオン」(集合住宅であり複合施設)である。以前から大変に興味をもっていた。
コルビジェ、65歳で完成(1952年)。工事期間8年間。フランスから初めての公共建築物。
複合施設というのは、中間層には、食料品店、レストラン、ホテル、本屋、郵便局などのサービス機関が入り、また、最上階には幼稚園、そして、屋上には公園、体育館、プール、舞台などがあった。もちろん、1階は、ピロティーがあり駐車場である。
つまり、コルビジェの集大成でもある要素がすべて組み込まれている。
その中でも最も注目したのが、中廊下を挟んでの住戸のメゾネットタイプのプランニングである。
住戸は、23タイプ、337戸が入っている。
最初に眼にした瞬時に、ドキドキ感というか感激感というかわからないが、興奮状態が続いた。
現在においても当時の事を思い出すと胸が躍る。