桶と樽の違い 北羽新報記事
秋田県立木材高度加工研究所 所長 林知行先生の
新聞記事である。
非常に興味深い。
秋田杉の使い方ではあるが、
「板目」と「柾目」の性質を
理解しての区分けだった。
「柾目」、水は板目よりは通しやすく膨張率が小さいので——桶
「板目」、水を通しにくく膨張率が大きいので—–樽
つまり、長期保存(板目)に使うのは(主に蓋付き) 漬物樽・酒樽・醤油樽・味噌樽などなど
短期的(柾目)に使う風呂桶・寿司桶・洗い桶などなどである。
自分は、桶屋の孫である。物置には、当時の桶や樽が眠っている。
本当は、水を入れておくのがいいのだろうが、
実情は、そうはいかない。箍(たが)もあるが、締め直しも必要だ。