県立公園きみまち阪と七座山 風水の本で紹介
昨日に紹介した本とは、これである。
いずれ、東京都に在住する「風水師 山道帰一」氏が、著作している。
本の表カバーに紹介されているから、すごいことだと思う。
このような背景と、歴史的には、明治天皇が皇后を秋田に立ち寄ったときに
皇后さまを待ったので「きみまち阪」を命名したのである。
そのようなことが、今回のモニュメントのデザインになった。
紅葉や桜などの時にきて、記念に「鐘」を鳴らすのも良いものである。
県立公園きみまち阪のモニュメント 完成
8月から着工して、11月28日に工事が完成した。
今年は、早くも雪が舞い落ちた。
後ろに見えるのが、屏風岩である。
知る人ぞ知る、「中国の三峡」に似ている、とも言われているくらいである。
少し、二ツ井町を宣伝すると、この下に「米代川」が流れているが、
この川の向かい側に、「七座山(ななくらやま)」がある。
山の高さは、120mくらいだが、川からの温度や湿度で、ブナや高山植物などが
多く生息していて、面白い山である。
ツウの人達や、中高年の愛好者などで散歩がてら、賑わっているらしい。
その「七座山(ななくらやま)」と米代川ときみまち阪が、
セットになって、日本でも有数な風水のポイントになって
いる、とのことである。
その本もあるので、後で紹介する。
いずれ、ステンレスパイプを三次元でアール加工した、モニュメントである。
実大実験住宅から体験した大地震と建物 8
先週からの続きであるが、
「金物で補強した場合は、ボルトナットなどに緩みがでてくる。」
に対処するには、
最も良いのが、築後に建物内部を点検出来るように天井を張らないか、
または、天井裏にもぐっていけるように計画するか、である。
だが、なかなか困難ではある。
実際、自分も金物補強する場合の建物は、屋根勾配を大きくして、
天井裏にもぐれるようなスペースをとる計画をして、維持点検できるように
配慮している。
または、スケルトン・インフィル計画にした手法で設計をしている。
ボルトナットでもいいのがあって、座金タイプで、ナットを構造材に
ビス止めをする。 そして、地震が来た、すると、柱や梁が左右上下にゆらゆら揺れる。
当然、固着している金物もガタガタ揺れる、すると、ボルトとナットが自動的に締め付けて
緩まないようなナットがある。 よくできている。
一度、お試しください。
札幌に行ってきます。 F.R.ライトについて
今日から、21日(日)まで、札幌にいってくる。
以前にも話したが、F.R.ライトが好きな「大橋周二」氏が、
今回(7月)のアメリカ西海岸のライトツアーに都合が出来て参加できなかったのである。
そこで、毎年、三沢浩氏を招待して、講演会を開催しているが、
今回は、行けなかったツアー内容を、札幌で三沢さんに講演してもらおう、との
企画をしたのである。
そこで、自分にも声がかかったので、出席することにした。
大橋さんには、以前に秋田(国際教養大学にて)でF.R.ライト講演会を
開催した時に、大橋さんも来てくれたので、今回は、進んで
参加することにした。
この内容については、来週にでも紹介する。
「札幌は、寒いので、完全防備できてください」と、
言われた。 秋田よりも寒い、シバレルらしー——。
実大実験住宅から体験した大地震と建物 7
「木材の乾燥」についてだが、
先回の木材の収縮問題で、対処したのが、「高温乾燥技術」で乾燥させた木材なのである。
その木材は、表面に割れが表じて評判がよくなかったようである。
それから、表面に割れをださないようにした乾燥方法と乾燥機で、
内部に割れが表じた乾燥材も市場に流れてきた。
などなど、いろいろな「乾燥技術」や「乾燥機」によって、
現在の「乾燥材」となっている。
また、「乾燥率」を高めると、木材のセルロース(木材強度を高める繊維)や内部の樹液に影響を及ぼして
適正な木材強度に、達しないことも判明している。
一般的には、「含水率30%」がちょうど良い、と言う専門家もいるほどである、
が、現在の建築基準法では、ご存じのとおりで許可されていない。
なかなか、「痛し痒し」である。
実大実験住宅から体験した大地震と建物 6
最後に、
「4.築後1~2年で、通しボルトなどの「ナット」は手で廻るくらいまで緩む。」
について、紹介する。
新築施工時のときや、建て方検査の時点では、大工さんが、金物補強している
ボルトナットを十分に締め込んで、建設するが、
築後の1~2年目に、通しボルトなどのナットを点検してみると、
手で廻るくらいまでに、木の断面が縮小する。
ナットが緩くなることは、つまり、接合部の固着にガタつきがあることなので
良くはない。
原因は、木材の「乾燥」による断面収縮なのである。
それでは、収縮しないように「木材の乾燥率」をもっと高めるように
すれば良いのか、ということになる。
が——–。
次回に続く。
実大実験住宅から体験した大地震と建物 5
先回と重なるが大事なことなので、
「3.金物(ビスや通しボルト)の局部的な使いすぎに注意すること。」について、
一言だけ、言わせていただく。
よく、設計事務所や大工職人が、
「この部分は、弱いから金物補強をして、強度を高める」
などと、言う人がいる。
はたして、そうだろうか。
今回の、実験からすると、使い方でそうではないと実感した。
先回も、記述したが、「木と金物」では、ある一定までは、
お互いに、それぞれ力を分担しながら、強度を向上させているが、
ある時点から、木材の強度が、限界を達したときには、
木材が割れて負担力がなくなるのである。
だから、金物補強をする場合は、注意が必要だ。
見た目は、金物をたくさん使っていると、頑丈なように見えるが、
使い方を間違えると、弱点になるので注意をしたい。
とくに通しボルトや長いビスなどの連立した使い方、また、集中的な使い方には
注意をしている。