F・L・ライト アメリカイースト 落水荘 視察 14-8 5日目
屋上からの要所要所の写真である。
この写真は、一段上にある住宅に登るための
通路の外部写真である。
玄関アプローチ上部の太いルーバーが見える。
この写真は、何だと思いますか。
いままでのライト本には載っていなかったと
思いますが、これは岩盤に食い込ませて造った
「擁壁」だそうです。
つまり、キャンチレバーなので、川に落ちそうになっている
建物を、落ちないように岩山に引張力を負担させるように
この写真では3本しか見えなかったのですが、
実際は、まだまだあるようです。
右側に少し黄色の擁壁が見えると
思いますが、これです。
岩山をあて力にしていたのです。
(右側が岩山で道路があり、左側が落水荘)
これは、これは、大発見です。
F・L・ライト アメリカイースト 落水荘 視察 14-6 5日目
外観の写真を載せる。
この3枚の写真は、PH的な最上階に上る階段である。
このアングルも、古くからの写真集に載っていたので
この階段を踏みしめた時には、永年の願いが叶い
感激していた
この2枚は、この落水荘から一段上にある、
住宅に登っていくときの通路とその通路に掛かった
キャチレバーの段々屋根である。
コンクリートで造らていて、倒れないように
段々にしていた。
確かに、ライトは、構造的にはまだ判明していないと
言われる、グッケンハイム美術館の屋根構造など
とにかく、構造の力の配分を効率よく、また、
プラスとマイナスが打ち消しあうようなことを
組合せて、「美」を追求しているようにも
覚えた。
この段々屋根の構造的「美」は、
これからもヒントにできるだろう。
福島県田村市 「旧大越娯楽城」 みちのく探訪 毎日記事
秋田県小坂町の康楽館と
同時期の建物である。
外観や内観のデザインも
類似している。
現在は、剣道場として使われているとのこと、
用途は違うにしても、改修工事をしながら
この建物を使ってくれていることは、
嬉しいことである。
この建物も喜んでいるだろう。
酒田市 「山王くらぶ」 みちのく探訪 毎日記事
北前船の航路で
「西の堺、東の酒田」との言葉が
あるように、この酒田市は、
最上川と共に栄えた。
当初は、「料亭」として使われていたが、
現代では、酒田の歴史や展示コーナーの
ように使われている。
何度か訪れているが、外壁や2階和室の造りは、
興味をそそがれる。